PMBOKを理解する③ ー10の知識エリア(②プロジェクト・スコープマネジメント)


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最初にこのページをご覧の方はよろしければ、こちらのPMBOKの概要のページもご覧ください。

こちらはPMBOK10の知識エリアを一つ一つ理解しています。

今回は10の知識エリアの2つ目です。

②プロジェクト・スコープマネジメント

Scopeとは英語で範囲・領域・視野という意味です。

ここでは、ステークホルダーの要求事項を満たすために必要な成果物や作業を明確に定義し、それらを管理しやすいより細かい単位に分解することです。

なお、PMBOKでは、「スコープ」という言葉を2つの意味で利用しています。

「プロダクト・スコープ」・・プロジェクトの成果物に求める昨日や特製のこと

「プロジェクト・スコップ」・・プロジェクトの成果物を作成するために必要な作業のこと

プロセス群 プロセス
計画プロセス群 スコープ・マネジメント計画、要求事項収集、スコープ定義、WBS作成
監視・コントロール・プロセス群 スコープ妥当性確認、スコープコントロール

ここでは6つのプロセスを紹介しています。

スコープ・マネジメント計画

プロジェクトのスコープをどのようにコントロールすべきかを検討・文書化することが目的です。

要求事項収集

プロジェクト憲章に記述している顧客やスポンサー、その他ステークホルダーの大枠での要求事項を、具体化・詳細化し、文書化することが目的です。「以心伝心」という言葉はプロジェクトマネジメントにはありません。

スコープ定義

プロジェクトで作成すべき成果物やその受け入れ基準などを、プドジェクト・スコープ記述書に詳細に記入することが目的です。これは、その後の詳細な計画を立てる上での基礎となり、実行時にはガイドとなり、変更要求発生時には判断のベースラインになる非常に重要な文書です。

WBS(Work Breakdown Structure)作成

プロジェクトで作成すべき成果物や日梅雨な作業などを、マネジメントしやすいように細かく分解し記述することが目的です。具体的には過去の資料を参考にしながらWBSとWBS辞書を作成します。

スコープ妥当性確認

成果物が顧客やスポンサーの要求事項を満たしていることを確認し、成果物の公式な承認を受けることが目的です。

スコープコントロール

プロジェクトの状況を監視することにより、対応が必要な場合は統合変更管理プロセスで確実に処理されるようにコントロールすることが目的です。具体的には計画と実績を比較・検討し、是正処置や予防処置が必要かを判断し、提案をしたり文書の変更などを行います。

そのた:「制約条件」と「前提条件」

プロジェクトを計画する上で、あらかじめ明示する必要がある事項。これを曖昧にしておくと、プロジェクト後半にお互いに「そんな話聞いてないよ!」と言わないためにも重要な項目。

  • 制約条件・・予算やスケジュールなど作業に制限を与える事項
  • 前提条件・・確証なく確実と考えた事項のこと

 

 

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