7つの習慣 スティーブンRコヴィー


いつもご覧いただきありがとうございます。

ゴールデンウィークも後半に入ってきましたね。今週はクライアントさんもお休みが多いので、セミナーに通って情報を仕入れています。今日はお休みをいただいて毎年恒例の恩人のお墓参りに行ってきます。

今回ご紹介する本はコーチングに通じる習慣がいくつも入った私の人生のバイブルです。何度読み返しても新しい発見があります。毎年一度は読み返しています。この本との出会いは1996年で私の在籍していたマクドナルドでも1998年位からしばらくの間ハンバーガー大学で店長向けのクラスを設けて啓蒙活動をしていました。

この本は人間関係・時間の使い方・将来の夢などの人の成長そのものに焦点を当て「人格を高められる」社会人になったらまず読んで欲しい本の一つです。コーチングでも活用できるスキルがたくさん詰まっているというか、コーチングそのものである部分があります。

最近翻訳が変わって「完訳」となり内容も更にわかりやすくなりました。今回は高校生の娘にも読んでもらいたくて買った、まんが版の内容でご紹介します。最近読んでなかった皆さま、是非とも思い出してください(^ ^)

7つの習慣は

  1. 主体的である
  2. 終わりを思い描くことから始める
  3. 最優先事項を優先する
  4. Win-Winを考える
  5. まず理解に徹し、そして理解される
  6. シナジーを創り出す
  7. 刃を研ぐ

の7つです。ここまでで違和感を持った皆様はジェームズ・スキナーの翻訳でおなじみの方々です(笑)説明文では古い表記もカッコ書きにしてみました。

1)主体的である(主体性を発揮する)

第一の習慣に入る前の心構え(前提)として「インサイドアウト」で物事を見るように説いています。「インサイドアウト」とは世の中に起きている様々な事象は全てが自分が変わることで思う通りの結果を引き寄せようとすることで、その考え方を変えることを「パラダイムシフト」と言います。

さて、本編に入っていきますが、「主体的である」ということは「自分の人生は自分で責任を取ること」としています。自分の失敗やうまく行かない事は他人のせいではなく、自分のやり方を変えれば相手も変わり結果も変わってくるというものです。自分の行動を変える事で他人への「影響の輪」を少しずつ大きくしていくことで、良い結果に結びつくとしています。

2)終わりを思い描くことから始める(目的を持って始める)

「終わり」とは「明確な目的」を指します。歩き始めるにはゴールに向かって歩き出しましょうという考えです。東京から大阪に行くのに仙台に向かって歩いては意味がありません。この目的は仕事であれ人生であれ原則(他人や物事に影響されてブレることのない、基本的な価値観)から導き出すことが望ましい。この原則を見い出すためにミッションステートメント(使命の宣言)を持つことが大切である。

※この原則が一番分かりにくい。

3)最優先事項を優先する(重要事項を優先する)

ここでは時間は管理しようとしてもできるものではない。最優先事項をいつやるかにフォーカスしています。人間の活動を4つの領域(時間管理のマトリックス)に分けます。(第1-緊急で重要なこと、第2-緊急でないが重要なこと、第3-緊急だが重要でないこと、第4-緊急でないが重要でない)この第2領域の活動を最優先事項としています。第2領域の活動を見い出すには自分の役割(父母・会社員・夫・妻・地域奉仕・学習者など)から為すべきことを導きだします。スケジュールを埋めて予定をこなすことが目的ではない、最優先事項を優先させることが重要なのです。

※ここで時間管理のマトリックスという表記を使わなくなったのは大きな変更ですね。時間管理ができないのに時間管理のマトリックスと表現するのは不自然です。

4)Win-Winを考える

双方にメリットがあるのが真の正解のアクションである。Win-Winの達成を支える5つの柱として、①自分の人格を充実させ、②お互いの信頼関係を強く結び、③お互いの合意がなされてからアクションをスタートさせ、④関係を継続させるお互いの努力を継続し、⑤結果に至るまでの望ましい過程が大切であるとしています。また、信頼関係は「信頼残高」の高さが重要で、残高を増やすのは①相手の価値観を本当に理解しようとする。②約束を守る。③お互いに期待することを明確にし、誤解を生まないようにする。④誠実さを言動で表すこと⑤過ちは心から謝ること。としています。

4、5、6の習慣は公的成功につながる習慣で、その入口の習慣での人間関係でいかに信頼残高が重要であるかを伝えています。

5)まず理解に徹し、そして理解される(理解してから理解される)

ここでは相手を理解するためには「聞くこと」の重要性を伝えています。会話には5段階(1-無視する、2-聞くふりをする、3-選択的に聞く、4-注意して聞く、5-感情移入して聞く)で相手の立場に立って会話をすることで、相手を理解します。

そして相手を理解したいという聞き方(共感の傾聴)にも4段階あり1-話の中身を繰り返す、2-話の内容を自分の言葉に置き換える、3-相手の感情を反映する、4-自分の言葉に置き換えつつ、自分の感情を反映する。この方法で「心の底から相手を理解しようという聞き方」を学ぶのです。

6)シナジーを創り出す(相乗効果を発揮する)

個別のものを合わせて個々の和より大きな成果を得ることです。これが相乗効果です。シナジーの本質は「違いを尊重する」ことで否定しないことです。シナジーを通して「第3の案」を産むには忍耐が必要ともしています。

P/PCバランス・・・金の卵を産むガチョウが一日一個しか生まないことに不満を持って殺して腹を開いてみたら何も無かったという寓話を元に、P(performance=成果)金の卵を急ぎすぎると、PC(performance capability=成果の能力)ガチョウの能力を考えなくて全てを失ってしまいますと伝えています。能力以上の結果は出ないのだから、常に能力をあげる努力や変化をすることで成果を上げていくことが重要です。

7)刃を研ぐ

ここでは木こりの寓話が出てきました。一所懸命ノコギリを引いている木こりに「いつからやってるんですか?」の質問に「5時間もやってる」そして「それでは少し休んでそのノコギリを研いではいかがですか?」の問いに対して、「刃を研いでいる暇なんてない、切るだけで精一杯だよ」。この話が全てを表していますね。

刃を研ぐ=自分の器(能力)を育てる。肉体・精神・知性・社会/情緒の4つの側面をバランスよく成長させることで7つの習慣により高い成果を産むことになる。

-感想-

いかがでしたか?我々は学校でも仕事でも常に”人”と関わることで生活しています。その人との関わり方をどうすべきか?のエッセンスの全てが入っていると言っても過言ではありません。

私の解釈は他人は変えることは出来ないけど、自分は変える(成長する)ことは出来る。その為には自分を成長させて相手との関係で相乗効果を発揮できるようにお互いが成功できるようなコミュニケーションスキルを身に付けることで、より充実した人生を送ることができる。その為には第2領域の時間を使って自分自身を常にレベルアップさせなければならない。ということです。

長々と書いてしまいましたが、それだけお伝えしたいことが多いのがこの本です。

※ご紹介させていただく内容はあくまでも私の主観ですので作者の意図することと相違する部分もあるかと存じますが、ご容赦くださませ。

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