いつもご覧いただきありがとうございます。
この本はここ数年で一番衝撃を与えてくれた作品です。自己啓発と言うか生きていく上でとても大切なベースとなる考え方を思い出させてくれました。コーチング(カウンセリング)のセッションでも多用している考え方です。過去に読んだ方もリマインダーとしてご覧ください。
ご紹介させていただく内容はあくまでも私の主観ですので作者の意図することと相違する部分もあるかと存じますが、ご容赦くださませ。
アドラーの考え方はのベースは◎「目的論」であり、×「原因論」ではありません。目的論とは「これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについては何の影響はない、過去は存在しないのだから」と言う考え方です。まずは今の自分を受け入れて、結果わどうあれ、前に踏み出す勇気を持ってもらう。これを「勇気づけ」と呼ぶ。
アドラー心理学は勇気の心理学であり、あなたが不幸なのは「幸せになる勇気」が足らないからである。
人は怒りを捏造する。怒りとは出し入れ可能な道具なのである。人は感情に支配されず、過去にも支配されない。
人間の悩みは全て対人関係の悩みである。
人は同じではないが「対等」である。人生とは他者との競争ではない。「人々は私の仲間なのだ」と実感できていれば、世界の見え方は全く違ったものになる。
「承認要求を否定する。」
我々は他者の期待を満たすtめに生きているのではない
「課題の分離」
我々は「これは誰の課題なのか?」と言う視点から自分の課題と他社の課題を分離していく必要がある。「誰の課題?」=その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?
「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」
「自由とは他者から嫌われることである」嫌われることを恐れるなと言っています。あなたのことをよく思わない人がいてもそれはあなたの問題ではない。つまり自由に生きたい!
「対人関係のゴールは共同体感覚」
他者を仲間だとみなし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることを「共同体感覚」と言う。幸福なる人間関係のあり方を考える最も重要な指標である。
「叱ってはいけない、褒めてもいけない」
アドラーは「縦の関係」を否定し、「横の関係」とすると言うことを提唱している。対人関係を縦で捉え、相手を自分より低く見ているから介入してしまう。一番大切なのは他者を評価しないこと、感謝を伝える。
他社のことを「行為」のレベルではなく「存在」のレベルで見て価値を感じる
「横の人間関係を築く」
意識の上で対等であること、そして主張すべきは堂々と主張することが大切である。
「共同体感覚」で「自己への執着」を「他者への関心」に切り替える為には、「自己受容」と「他者信頼」「他者貢献」が必要である。
- 自己受容・・・できない自分を受け入れて、できるようになるべき前に進んでいくこと。「肯定的な諦め」
- 「他者信頼」・・・他者を信じるにあたっての一切の条件をつけない
- 「他者貢献」・・・仲間である他者に対して、何らかの働きかけをすること。「わたし」を捨てて誰かに尽くすのではなく、「わたし」の価値を実感する為
他者が「わたし」に何をしてくれるかではなく、わたしが他者に何を出来るかを考えて実践していくのです。
行動面の目標
- 自立すること・・自己受容
- 社会と調和して暮らせること・・他者信頼
この行動を支える心理面の目標
- わたしには能力があると言う意識・・自己受容
- 人々はわたしの仲間であると言う意識・・他者信頼
対人関係がうまくいかないのは、どうでもいいはずのごく一部に焦点を当てて、そこから世界全体を評価しようとしているからである
「幸福とは貢献感である」・・他者からの承認は必要ない
自由なる人生な指針として「導きの星(他者貢献)」を掲げます。
他者に貢献すると言う導きの星を見失わなければ迷うことなく、何をしてもいい
わたしの力は限りなく大きく、世界とは他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか代わり得ない。
ー感想ー
いかがでしたか?この本を短くまとめると「過去を自分から切り離し、共同体感覚をもって見返りを求めない他者貢献で、他者から影響を受けない横の人間関係を構築する。」と言うことではないでしょうか。
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嫌われる勇気 [ 岸見一郎 ]
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