Business trip for Mongolia ⑥ 農業事情

今回は農業のお話です。

キャンプで訪れた場所は農場でした。

農場に宿泊施設をつけた場所です。

iPhoneのパノラマ写真です。

とにかく見渡す限りの大平原です。

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(クリックすると大きくなります)

 

小さい湖はありましたが川はなくほとんど雨も降りません。

(今年は雨が多いようです。)

ですから、地下水をくみ上げています。

ここの場所を選んだのも地下水が取れるからだそうです。

実際恐る恐る地下水を飲んでみましたが、

冷たくて、くせのない軟水でした。

第一は水の問題なんですね。

 

そして、食事の時に出てきたレタス...の様なもの

ちょっと苦い。

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この農場にはハウスがあってそこで育ててました。

丸い形じゃないんです。

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畑では根菜類がメインで育てられています。

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ジャガイモやニンジンは国内で生産し消費される数少ない野菜だそうです。

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これは、馬の飼料だそうです。

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一面に植わってました。

 

そして、最近始めた事業がこちらの木です

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木の名前は忘れましたが、苗木を育てて

実をジュースや化粧品にして販売するそうです。

 

バーベキュー中にサプライズ的に登場したのが

イチゴです。

現地の人にとってはよっぽど珍しいらしく、大騒ぎでした。

が...、

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日本のイチゴには程遠い、酸っぱい木イチゴのようでした。

言うまでもなく、現地の人は思いっきりの笑顔で食べていました。

 

私の感じたモンゴルの農業は、

当たり前ですが日本の技術ははるかに進んでいるという点と、

・水をどう確保するのか

・根菜以外の野菜をどう調達するのか

・冬の野菜栽培

など、長い冬の間の食生活の改善がポイントです。

 

モンゴルは平均年齢が若い国です。

裏を返すと平均寿命が短いんですね。(2012年で67歳)

肉中心の食生活、あまり進まない医療技術などが

原因と思われますが、この国が豊かになってくると

健康に対する意識も変化して、野菜の栽培方法への

需要も確実に増えていくものと思われます。

 

短い期間で栽培する技術なのか、鮮度を保った保存や輸送技術なのか、

天候や気温に左右されない栽培方法なのか、分かりませんが、

遺伝子組み換えとか、添加物や薬品の使用で技術が向上することがない様に、

してほしいですね。

 

さて、次回は食べ物です。

 

 

 

 

 

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