いつもご覧頂きましてありがとうございます。
ご紹介させていただく内容はあくまでも私の主観ですので作者の意図することと相違する部分もあるかと存じますが、ご容赦くださませ。
前回はこの本との出会いと私のコーチングの歴史についてお話しさせていただきました。今回はこの本の内容について「図解コーチングマネジメント」を使って紹介します。
コーチ・エィの書籍の特徴はオリジナルの用語で理解力を深めていることです。
コーチングは流れを作り、聞くことから始まります。聞くことのテクニックとして相手の中に「リセプター」(受容器)を作り、クライアントがその情報をリセプターを使ってキャッチすることを「パラクライン」と言います。コーチはクライアントに情報を発しながら自分でもその情報をキャッチして気づきを得ることを「オートクライン」と言います。思っていることを自分で言葉に出さないと認識できないという考え方です。
次にクライアントのタイプを4つに分けて関わり方のレパートリーを広げていこうということです。「プロモーター」「コントローラー」「サポーター」「アナライザー」の4つになりますが、この内容だけで一冊の本になってますので、後日紹介します。このタイプに優劣はなく決めつけてもいけないと説いています。
「クローズドクエスチョン」と「オープンクエスチョン」
質問にはYes, Noで答えられるクローズドクエスチョンと5W1Hで答えるオープンクエスチョンがあり、使い分けることで質問の質の向上を目指します。
「チャンクアップ」と「チャンクダウン」
抽象的な内容を具体的で行動しやすい質問に落とし込んでいくのがチャンクダウン、その逆がチャンクアップです。チャンクレベルをミドルチャンクにしておくことで自由度が保たれます。
このほかにも「コミュニケーションはキャッチボールである」や「フューチャーペーシング」「ソフトモデル」「エコロジカルチェック」などの独特の用語がわかりやすく説明されています。
最後にコーチは「パーソネルOS」をバージョンアップしなければならないとしています。これは自分自身の基準を固定せずに、常に変化する状況に柔軟に対応するために成長のためのバーションアップ(変化)をしましょうというものです。
-感想-
この本にはコーチングを進めるベーシックなノウハウが書かれていて、スタートするには十分な情報です。私はコーチングの上達は「経験」(セッションの数)と「客観性」だと思っています。まずは練習のためのクライアントを探して実践し、セミナーやトレーニングプログラムでトレーナーやクラスメイトから客観的なフィードバックをもらうのが良いと思います。
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図解コーチングマネジメント [ 伊藤 守 ]
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